

ワーカーズ・コレクティブ キッズポケットは、横須賀市久比里に拠点を置くNPO法人で、2000年に派遣保育からスタートした子育て支援団体です。「かゆいところに手が届く子育て応援団」をモットーに、地域に根付いた活動を展開しています。設立から現在までに1,400人以上の方々に利用されており、地域の子育て家庭から厚い信頼を得ているんです。
ワーカーズ・コレクティブという働き方の特徴は、メンバー全員が出資者であり、経営者であり、労働者でもあるという点にあります。雇う・雇われる関係ではなく、働く人が自分たちで出資・経営・管理し、労働も担う協同組合の形態をとっています。
キッズポケットのメンバーは40~70代の21人で構成され、保育士や幼稚園教諭、子育て支援員などの資格保持者が中心です。小学生のお子さんを持つメンバーは、お子さんの長期休暇中は無理せず休むことができ、できる人ができるところを補い合いながら活動しているのが大きな特徴なんですね。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブキッズポケット公式サイトでは、最新の利用案内やイベント情報を確認できます。
派遣保育サービスは、キッズポケットのワーカーがご自宅にお伺いして保育を行うサービスです。ベビーシッターと似ていますが、ワーカーズ・コレクティブという協同組合の形態で運営されている点が大きく異なります。
派遣保育の最大の魅力は、マンツーマンでの丁寧で行き届いた保育が受けられることです。お子さん一人ひとりの個性や発達段階に合わせた保育を提供できるため、きめ細かな対応が可能になります。また、早朝・深夜・休日のご依頼にも可能な限り対応しており、一般的な保育サービスでは対応が難しい時間帯でも利用できるのが大きなメリットなんです。
利用料金は時間帯によって異なり、平日の9時~17時は1,000円/時間、平日の時間外(7時~9時、17時~22時)は1,420円/時間となっています。休日料金は9時~17時が1,420円/時間、時間外が1,840円/時間です。これに加えて、施設費440円/回、派遣費660円/回がかかります。
派遣保育は、保護者の就労や通院、リフレッシュなど、さまざまな理由で利用できます。事前に電話やメールで相談し、希望の日時やお子さんの様子を伝えることで、スムーズに利用を開始できますよ。
保育室での一時預かり保育は、キッズポケットの保育室にお子さんを預けるサービスです。派遣保育と異なり、保育室という決まった場所での保育になりますが、1日に1~2組という少人数での保育が特徴なんですね。
少人数制のメリットは、お子さんが落ち着いた環境で過ごせることです。大規模な保育施設とは違い、家庭的な雰囲気の中で保育が行われるため、初めての場所でも比較的スムーズに慣れることができます。また、保育士がお子さんの様子をしっかりと観察し、個別のニーズに対応できる点も大きな魅力です。
一時預かり保育は、週3日以内の利用が一般的で、保護者の就労や通院、リフレッシュなど、さまざまな理由で利用できます。特にリフレッシュ目的での利用は、育児疲れを癒し、心身の健康を取り戻すために非常に効果的です。親が笑顔で過ごせる時間を持つことは、結果的に子どもにとっても良い影響をもたらすんですよ。
キッズポケットの一時預かり保育は認可外保育施設として運営されており、柔軟な対応が可能です。予約方法は電話での事前相談が基本で、お子さんの年齢や性格、アレルギーの有無などを詳しく伝えることで、安心して利用できる体制が整っています。
キッズポケットは、横須賀市から「子育て支援ヘルパー」事業を受託しており、妊娠中及び出産後の家庭に対してヘルパーを派遣しています。この事業は、横須賀市の制度で、家事・育児のお手伝いが必要な家庭を支援する仕組みなんです。
対象となるのは、妊娠に伴う疾病により医師から安静が必要と診断された妊婦さんのいる家庭、または出産直後で日中他に援助してくれる人がおらず、家事・育児のお手伝いが必要な家庭です。サービス内容は、食事作り、洗濯、掃除などの家事のお手伝い、授乳、おむつ交換、沐浴介助、上の子のお世話などの育児のお手伝い、そして育児についての相談と多岐にわたります。
利用料金は、出産・退院後3か月まで1回2時間以内で1,250円と、非常にリーズナブルな設定になっています。産前7回、産後15回まで利用でき、多胎児出産の場合は退院後4ヶ月、20回まで利用できるんですよ。
申し込みは、妊娠8ヶ月以降に横須賀市こども青少年支援課に行います。申し込み後、ヘルパー派遣事業所から10日以内に連絡が入り、サービスの提供内容や時間などを調整します。出産後、事業所へ直接出産したことを連絡することで、実際の利用が開始されます。
産前産後の大変な時期に、経験豊富なヘルパーさんが家事や育児をサポートしてくれることで、ママの心身の負担が大きく軽減されます。特に、話を聞いてもらうだけで涙が溢れてきたという利用者の声もあり、心のケアの面でも重要な役割を果たしているんですね。
横須賀市子育て支援ヘルパーの詳細情報で、利用方法や申請書類について確認できます。
キッズポケットでは、「おもちゃのひろば」という親子で遊べるスペースを不定期で開催しています。これは、東京おもちゃ美術館を運営するNPO法人芸術と遊び創造協会推薦のおもちゃで遊べる親子ひろばで、大人も真剣に遊んでしまうような質の高いおもちゃが揃っているんです。
おもちゃコンサルタントが常駐しており、おもちゃについての説明や遊び方のアドバイスを受けることができます。おもちゃのひろばは、子どもたちが遊びを通して他者と関わる経験を積める場として、また保護者同士が交流する場としても機能しています。
おもちゃのひろばで遊べるおもちゃの中には、子どもの発達段階に合わせた木製のおもちゃや、感覚を刺激するおもちゃなど、さまざまな種類があります。例えば、虹色のボールがまわる「ケルンボール」は、赤ちゃんが泣き止んで笑顔になる不思議な魅力を持つおもちゃとして人気なんですよ。
また、「トレインカースロープ」のような転がるおもちゃは、子どもの成長を感じられるおもちゃの一つです。お座りができるようになった頃から、つかまり立ちをする頃、しっかり歩くようになる頃まで、手先の器用さや心の成長を観察できる優れたおもちゃなんです。
おもちゃのひろばの開催は不定期のため、キッズポケットのホームページで最新情報を確認することが大切です。参加費も比較的リーズナブルで、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力となっています。
キッズポケットでは、子どもが好きな65歳くらいまでの方を対象に、メンバーを募集しています。ワーカーズ・コレクティブという働き方の最大の魅力は、自分たちで働く場をつくり、出資・経営・労働のすべてに主体的に関わることができる点です。
保育士資格がなくても、仕事をしながら子育て支援員の研修を受けることができます。これは、働きながらスキルアップできる貴重な機会なんですね。また、家事(掃除・調理)が得意な方は、子育て支援ヘルパーとして産後間もないママのために家事支援をする仕事もあります。
パソコンが得意な方には、事務所でご利用者からの依頼をコーディネートしながらデータを整える仕事も用意されています。このように、さまざまなスキルや得意分野を活かせる多様な働き方が可能なんですよ。
ワーカーズ・コレクティブの特徴は、性別、年齢、ライフスタイルの違いを理解し合い、認め合ってともに働く場をつくることです。メンバー全員が一人一票の権利を持ち、対等・公平な組織運営を行います。報酬は労働の対価として、全員で話し合って適正に分配する仕組みになっています。
小学生のお子さんを持つメンバーは、お子さんの長期休暇中は無理せず休むことができ、できる人ができるところを補い合いながら活動しています。この柔軟な働き方は、子育て中の方や介護をしている方にとって、非常に働きやすい環境といえるでしょう。
メンバーの高齢化が最近の悩みとのことで、若い世代の参加を歓迎しています。地域の子育てを支えたい、子どもたちの成長に関わりたいという思いを持つ方にとって、キッズポケットは理想的な活動の場になるはずです。
詳しい募集内容や応募方法については、キッズポケットに直接問い合わせることをおすすめします。電話は046-843-8800、メールはkidspoket@yahoo.co.jpです。
ワーカーズ・コレクティブの働き方についてでは、この新しい働き方の理念や特徴が詳しく紹介されています。