手羽先と手羽元の違いと特徴や調理法

手羽先と手羽元の違いと特徴や調理法

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手羽先と手羽元の違い

手羽先と手羽元の主な違い
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部位の違い

手羽先は鶏の翼の先端部分、手羽元は翼の根元部分です。手羽中はその中間に位置します。

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肉質と骨の違い

手羽先は骨が2本で細め、手羽元は骨が1本で太いです。手羽元の方が肉が多くついています。

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向いている料理

手羽先は揚げ物や焼き物、手羽元は煮込み料理やスープに向いています。

鶏肉は私たちの食卓に欠かせない食材の一つですが、その中でも手羽先と手羽元は特に人気のある部位です。これらは同じ鶏の翼から取れる部位ですが、それぞれに異なる特徴があります。この記事では、手羽先と手羽元の違いについて詳しく解説し、それぞれの部位の特徴や調理法についてご紹介します。

 

手羽先と手羽元の部位の違いとは

鶏の翼は大きく分けて3つの部位に分かれています。それぞれの部位について詳しく見ていきましょう。

 

手羽先:鶏の翼の先端部分で、くの字型をしています。人間でいうと手首から指先までの部分に相当します。骨が2本入っており、比較的細めです。

 

手羽中:手羽先と手羽元の間に位置する部分です。手羽先の関節から先端部分を除いた部分になります。適度に脂が乗った柔らかい肉質が特徴です。

 

手羽元:鶏の翼の根元部分で、ふっくらとしたボリュームのある見た目が特徴です。人間でいうと肩から肘までの部分に相当します。骨が1本入っており、その骨は太めです。

 

これらの部位は、スーパーマーケットでは通常別々に販売されていますが、時には「手羽セット」として一緒に販売されていることもあります。特に高品質な鶏肉を提供する専門店では、新鮮さを保つために手羽先・手羽中・手羽元がついた状態で販売されることもあります。

 

手羽先と手羽元の肉質と脂肪の違い

手羽先と手羽元は、肉質や脂肪の含有量にも違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

【手羽先の特徴】
・肉の量は比較的少なめ
・皮が厚く、ゼラチン質や脂肪が多い
・コラーゲンが豊富に含まれている
・肉質は引き締まっている
・パリッとした食感が楽しめる
【手羽元の特徴】
・手羽先よりも肉の量が多い
・脂肪分は手羽先と比べて少なめ
・肉質は柔らかく、程よい弾力がある
・味はやや淡泊
・ジューシーな食感が楽しめる
これらの違いは、それぞれの部位の役割によるものです。手羽先は飛ぶための筋肉が発達しているため肉質が引き締まっており、手羽元は体を支える役割があるため肉が多くついています。

 

手羽先と手羽元の栄養価とカロリーの比較

手羽先と手羽元は栄養価やカロリーにも違いがあります。以下の表は、可食部100gあたりの栄養成分を比較したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄養成分 手羽先(皮付き生) 手羽元(皮付き生)
エネルギー 207kcal 175kcal
たんぱく質 17.4g 18.2g
脂質 16.2g 12.8g
カリウム 210mg 230mg
カルシウム 20mg 10mg
ビタミンK 45μg 39μg
ナイアシン 5.4mg 6.9mg

この表から分かるように、手羽先は手羽元と比べてカロリーと脂質が高く、たんぱく質はやや少なめです。一方、手羽元はたんぱく質が多く、カロリーと脂質が少ないため、ダイエット中の方には手羽元の方が適しているかもしれません。

 

また、両方の部位に共通して含まれる栄養素の健康効果も注目に値します。
コラーゲン:皮膚の潤いを保ったり、骨の強度を高める効果が期待できます。

 

ビタミンK:カルシウムの吸収を助け、骨形成に重要な役割を果たします。また、血液凝固にも関わっています。

 

ナイアシン:三大栄養素の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。アルコールの分解にも関わるため、お酒のおつまみとして食べると二日酔い予防にも効果が期待できます。

 

手羽先と手羽元に向いている料理と調理法

手羽先と手羽元は、それぞれの特徴を活かした調理法があります。

 

【手羽先に向いている料理】
・唐揚げ:パリッとした皮の食感が楽しめます
・焼き鳥:香ばしく焼き上げると絶品です
・煮物:コラーゲンが溶け出し、とろみのあるスープになります
・スープ:良質な出汁が取れます
【手羽元に向いている料理】
・煮込み料理:じっくり煮込むと骨からうまみが出ます
・スープカレー:北海道の名物料理にもよく使われています
・水炊き:肉のうまみがスープに溶け出します
トマト煮:あっさりした肉質とトマトの酸味が相性抜群です
それぞれの部位の特徴を活かした簡単なレシピをご紹介します。

 

手羽先の照り焼きレシピ
材料(2人分)。

  • 手羽先 8本
  • 塩、こしょう 各少々
  • 薄力粉 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ2
  • 酒 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • おろししょうが 小さじ1
  • 白いりごま 小さじ1
  • サラダ油 大さじ1

作り方。

  1. 手羽先はペーパータオルで水けをふきとり、骨に沿って2本切り込みを入れる。塩、こしょうをふり、薄力粉をまぶす。

     

  2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、手羽先の皮を下にして並べ入れる。焼き色がつけば裏返して、弱火で焼く。

     

  3. 火が通れば、ペーパータオルで余分な油をふき取る。調味料を加えて中火で煮からめる。

     

  4. 白ごまを散らして完成。

     

手羽元のトマト煮込みレシピ
材料(2人分)。

  • 手羽元 6本
  • 玉ねぎ 1個
  • にんにく 1片
  • カットトマト缶 1缶
  • コンソメ顆粒 小さじ2
  • 塩、こしょう 各適量
  • オリーブオイル 大さじ1
  • イタリアンパセリ 適量

作り方。

  1. 手羽元は骨に沿って切り込みを入れ、塩、こしょうをふる。

     

  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、手羽元を入れて表面に焼き色をつける。

     

  3. みじん切りにしたにんにくと薄切りにした玉ねぎを加えて炒める。

     

  4. カットトマト缶とコンソメを加え、弱火で30分ほど煮込む。

     

  5. 塩、こしょうで味を調え、刻んだイタリアンパセリを散らして完成。

     

手羽先と手羽元の下ごしらえのコツとポイント

手羽先と手羽元を美味しく調理するためには、適切な下ごしらえが重要です。以下に、それぞれの部位の下ごしらえのコツをご紹介します。

 

【共通の下ごしらえ】

  1. 水けをふき取る:鶏肉から出てくるドリップ(水分)は臭みの原因になります。調理前にペーパータオルでしっかりとふき取りましょう。

     

  2. 切れ込みを入れる:骨に沿って切れ込みを入れることで、味が染み込みやすくなり、火の通りも良くなります。手羽先は骨の横に沿って2本、手羽元も同様に骨に沿って両側に切れ込みを入れるとよいでしょう。

     

  3. 下ゆでをする:特に手羽元は、下ゆでをすることで骨髄液が出にくくなり、より美味しく仕上がります。沸騰したお湯に長ねぎの青い部分やしょうが、酒を入れて15分ほど茹でると、臭みも取れます。茹で上がったら、アクや血の塊を取り除き、水気をふき取りましょう。

     

【手羽先の特別な下ごしらえ】
骨の抜き方:手羽先の骨を抜くと食べやすくなります。くの字になっている部分の関節をはずすように反対側に折り曲げ、細い骨と太い骨の間の靱帯をハサミで切ります。細い骨に沿って周りに切り込みを入れ、ねじりながら引き抜きます。同様に太い骨も抜くと、骨なしの手羽先が完成します。

 

【手羽元の特別な下ごしらえ】
余分な皮を切り落とす:手羽元は余分な皮がついていることがあります。これを切り落とすことで、見た目も良くなり、余分な脂肪も減らせます。

 

骨を外す方法:手羽元の皮面を下にしてまな板に置き、皮面と反対方向の肉をつまんで、手羽元の根元から包丁を入れ、骨に沿ってそぎ落とします。反対側にも同じように包丁を入れることで、キレイに肉部分だけを外すことができます。

 

手羽先と手羽元の赤い部分と保存方法について

手羽先や手羽元を調理していると、時々赤い部分が気になることがあります。これは何なのでしょうか?また、正しい保存方法についても見ていきましょう。

 

【赤い部分について】
手羽先や手羽元をしっかりと火を通したはずなのに、骨が赤かったり、赤い血のようなものが出てくることがあります。これは、骨の中にある「骨髄液」という血液を作るもとになる成分が染み出てきたものです。食べても問題はなく、むしろコラーゲンも含まれており、うまみのもとでもあります。

 

気になる場合の対処法。
・お肉を常温に戻してから調理する
・下ゆでをしてから調理する
・骨に沿って切れ込みを入れ、しっかりと火を通す
【保存方法】
鶏肉は水分が多くあまり日持ちがしないため、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。

 

冷凍保存の手順。

  1. 手羽先や手羽元の骨に沿って切り込みを入れる
  2. 酒を振ってしばらく置く(臭み消しになります)
  3. キッチンペーパーで水分をふき取る
  4. 小分けにし、重ならないようにラップで包む
  5. 冷凍用の保存袋に入れ、冷凍庫で保存する

冷凍保存の目安は約3週間です。また、下味をつけてから冷凍すると、解凍後すぐに調理できて便利です。

 

手羽先と手羽元の選び方と意外な活用法

最後に、手羽先と手羽元の選び方と、あまり知られていない活用法についてご紹介します。

 

【選び方のポイント】
・身がふっくらとしていて皮にハリがあるものを選ぶ
・色が鮮やかで、変色していないものを選ぶ
・パックの中にドリップ(水分)がたまっていないものを選ぶ(たまっているものは鮮度が落ちている)
・においを嗅いで、生臭くないものを選ぶ
【意外な活用法】

  1. 手羽先のコラーゲンスープ:手羽先を長時間煮込んで作るスープは、コラーゲンたっぷりで美肌効果が期待できます。野菜と一緒に煮込んで、美容と健康のためのスープにしましょう。

     

  2. 手羽元の骨でペットのおやつ:手羽元の骨は、犬のおやつとして活用できます。ただし、生の骨は与えず、必ず十分に加熱して与えるようにしましょう。また、小さな骨は喉に詰まる危険があるので注意が必要です。

     

  3. 手羽先・手羽元の詰め物料理:手羽先や手羽元の