ポンカンとデコポンの違いと特徴や魅力を徹底解説

ポンカンとデコポンの違いと特徴や魅力を徹底解説

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ポンカンとデコポンの違いを徹底解説

ポンカンとデコポンの基本情報
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ポンカン

インド原産の柑橘で、甘みが強く酸味がほとんどない。小ぶりで皮が薄く、種が多め。

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デコポン

不知火(しらぬい)という品種で、糖度13度以上、酸度1度以下のもの。ヘタに特徴的な出っ張りがある。

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主な違い

見た目、大きさ、味わい、栽培方法などに違いがあり、それぞれ独自の魅力を持っています。

冬から春にかけて店頭に並ぶ人気の柑橘類、ポンカンとデコポン。どちらも甘くて美味しいフルーツですが、見た目や味わいに様々な違いがあります。この記事では、ポンカンとデコポンの違いを徹底的に解説し、それぞれの特徴や魅力に迫ります。

 

ポンカンとデコポンの見た目と大きさの違い

ポンカンとデコポンは、一見似ているように見えますが、よく観察すると明確な違いがあります。

 

ポンカンの特徴:

  • 大きさ:120g~150gと比較的小ぶり
  • 外皮:薄くてやわらかい、つるっとした光沢がある
  • 形状:全体的に丸みを帯びており、凹凸がほとんどない
  • ヘタの部分:つまんだような筋が入っている
  • 種:多め

デコポンの特徴:

  • 大きさ:200g~280gとポンカンより一回り大きい
  • 外皮:比較的分厚い
  • 形状:ヘタの部分に特徴的な出っ張り(デコ)がある
  • 種:ほとんどない

デコポンの名前の由来は、ヘタの部分の特徴的な出っ張り(デコ)と、ポンカンを交配親に持つことから「デコポン」と名付けられました。この出っ張りは、デコポンを見分ける最も分かりやすい特徴です。

 

また、ポンカンは手で簡単に皮をむくことができますが、デコポンは皮が厚いため、包丁やナイフを使うと剥きやすいでしょう。

 

ポンカンとデコポンの味わいと糖度の違い

ポンカンとデコポンは、味わいの面でも明確な違いがあります。

 

ポンカンの味わい:

  • 甘みが強く、酸味がほとんどない
  • 独特の香りが特徴
  • 温州みかんよりも甘いとされる
  • 糖度の規定はないが、一般的に11度前後

デコポンの味わい:

  • 強い甘みと適度な酸味のバランスが良い
  • クエン酸が含まれており、爽やかな酸味がある
  • 糖度13度以上、酸度1度以下の厳しい基準を満たしたものだけが「デコポン®」として販売される
  • ジューシーで濃厚な味わい

デコポンは、不知火(しらがい)という品種の中でも特に厳しい品質基準を満たし、JAを通して出荷されるものだけが「デコポン®」の名称を使用できます。基準を満たさないものや、JAを通さずに販売される果実は「不知火」という名前で販売されていることが多いです。

 

味の好みは人それぞれですが、甘みだけを求める方にはポンカン、甘みと酸味のバランスを楽しみたい方にはデコポンがおすすめです。

 

ポンカンとデコポンの栽培方法と歴史の違い

ポンカンとデコポンは、その誕生の歴史や栽培方法にも違いがあります。

 

ポンカンの歴史と栽培:

  • 原産地:インド
  • 日本への伝来:明治時代初期
  • 主な栽培地域:和歌山県、愛媛県、高知県など
  • 栽培の特徴:比較的栽培しやすく、寒さにも強い

デコポンの歴史と栽培:

  • 誕生:1972年に熊本県果樹試験場で「清見オレンジ」と「中野3号ポンカン」を交配
  • 品種登録:1990年に「不知火(しらぬい)」として登録
  • 商標登録:1991年に「デコポン」として商標登録
  • 主な栽培地域:熊本県、愛媛県、和歌山県など
  • 栽培の特徴:栽培が難しく、高品質なものを作るには高度な技術が必要

デコポンは、開発から商品化まで約20年の歳月をかけて誕生した比較的新しい柑橘類です。その栽培には細心の注意が必要で、特に糖度と酸度のバランスを調整するために、栽培者は様々な工夫を凝らしています。

 

一方、ポンカンは長い歴史を持ち、日本の気候に適応して広く栽培されてきました。比較的栽培が容易なことから、家庭菜園でも育てられることがあります。

 

ポンカンとデコポンの栄養価と健康効果の比較

どちらの柑橘類も栄養価が高く、健康に良い効果をもたらします。

 

ポンカンの栄養価と健康効果:

  • ビタミンC:100gあたり約30mg
  • β-カロテン:豊富に含まれる
  • クエン酸:少なめ
  • 食物繊維:皮の部分に多く含まれる
  • 健康効果:免疫力向上、美肌効果、疲労回復

デコポンの栄養価と健康効果:

  • ビタミンC:100gあたり約50mg(みかんの約1.6倍)
  • β-カロテン:ポンカンより多め
  • クエン酸:適度に含まれる
  • ヘスペリジン:血流改善に効果的な成分を含む
  • 健康効果:風邪予防、美肌効果、血流改善、疲労回復

どちらもビタミンCが豊富ですが、デコポンの方がより多くのビタミンCを含んでいます。また、デコポンに含まれるクエン酸は、疲労回復や代謝促進に効果があるとされています。

 

ポンカンは酸味が少ないため、胃腸が弱い方や酸味が苦手な方でも食べやすいという特徴があります。一方、デコポンは栄養バランスに優れており、より多くの健康効果が期待できます。

 

ポンカンとデコポンの美味しい食べ方と選び方

それぞれの特徴を活かした美味しい食べ方と、スーパーなどで選ぶ際のポイントをご紹介します。

 

ポンカンの美味しい食べ方:

  1. そのままむいて食べる(手でむきやすい)
  2. サラダのトッピングとして
  3. ヨーグルトやアイスクリームに添えて
  4. ジャムやマーマレードに加工
  5. 皮ごと薄切りにしてサラダに加える

デコポンの美味しい食べ方:

  1. そのまま食べる(皮は包丁で剥くと良い)
  2. デザートとして(砂糖をかけたり、はちみつをかけたりして)
  3. スムージーやジュースに
  4. ゼリーやムースなどのスイーツに
  5. 肉料理の付け合わせやソースに

美味しいポンカンの選び方:

  • 重みがあり、ずっしりとしたもの
  • 皮に艶があり、なめらかなもの
  • ヘタが緑色で新鮮なもの
  • 香りが良いもの

美味しいデコポンの選び方:

  • ヘタの部分の出っ張り(デコ)がはっきりしているもの
  • 皮に張りがあり、弾力があるもの
  • 重量感があるもの
  • 表面にシワやへこみがないもの

どちらの柑橘類も、冷蔵庫で冷やすとより爽やかな味わいになります。また、常温で保存する場合は、風通しの良い場所に置くようにしましょう。

 

ポンカンとデコポンの旬の時期と保存方法

ポンカンとデコポンは旬の時期が少し異なります。また、それぞれに適した保存方法もご紹介します。

 

ポンカンの旬と保存方法:

  • 旬の時期:12月~2月頃
  • 最盛期:1月
  • 保存方法。
    • 常温:風通しの良い場所で1週間程度
    • 冷蔵庫:野菜室で2週間程度
    • 冷凍:皮をむいて一口大に切り、冷凍保存袋に入れて2~3ヶ月

    デコポンの旬と保存方法:

    • 旬の時期:1月~4月頃
    • 最盛期:2月~3月
    • 保存方法。
      • 常温:風通しの良い場所で1週間程度
      • 冷蔵庫:野菜室で2~3週間程度
      • 冷凍:皮をむいて一口大に切り、冷凍保存袋に入れて2~3ヶ月

      どちらも冷凍保存する場合は、皮をむいて一口大に切り、冷凍保存袋に入れると便利です。冷凍したものは、そのまま食べるとシャーベットのような食感になり、夏場のデザートとしても楽しめます。また、スムージーやジュースの材料としても使えます。

       

      ポンカンとデコポンを長期間楽しむためには、旬の時期に購入して冷凍保存しておくと良いでしょう。特にデコポンは、シーズン終盤になると値段が下がることもあるので、まとめ買いして冷凍保存するのもおすすめです。

       

      ポンカンとデコポンを使った簡単レシピアイデア

      それぞれの特徴を活かした簡単なレシピをご紹介します。

       

      ポンカンを使ったレシピ:

      1. ポンカンマーマレード
        • 材料:ポンカン 5個、砂糖 300g、レモン汁 大さじ1
        • 作り方。
          1. ポンカンの皮を薄く剥き、細切りにする
          2. 果肉は薄皮ごと小さく切る
          3. 鍋に皮と果肉、砂糖を入れて弱火で煮る
          4. とろみがついたらレモン汁を加え、さらに5分ほど煮る
          5. 熱いうちに清潔な瓶に詰める
      2. ポンカンサラダ
        • 材料:ポンカン 2個、レタス 1/2個、アボカド 1個、クルミ 30g、オリーブオイル 大さじ2、塩 少々
        • 作り方。
          1. レタスを食べやすい大きさにちぎる
          2. ポンカンは皮をむいて一口大に切る
          3. アボカドは一口大に切る
          4. クルミは粗く砕く
          5. 全ての材料を混ぜ合わせ、オリーブオイルと塩で味付けする

      デコポンを使ったレシピ:

      1. デコポンゼリー
        • 材料:デコポン 2個、砂糖 50g、ゼラチン 5g、水 200ml
        • 作り方。
          1. デコポンを絞って果汁を取る
          2. 水にゼラチンをふりかけて5分ほど置く
          3. 2を電子レンジで加熱して溶かす
          4. 1と砂糖、3を混ぜ合わせる
          5. 器に注いで冷蔵庫で冷やし固める
      2. デコポン風味の鶏肉ソテー
        • 材料:鶏もも肉 300g、デコポン 1個、醤油 大さじ1、はちみつ 大さじ1、オリーブオイル 大さじ1
        • 作り方。
          1. 鶏もも肉は一口大に切る
          2. デコポンの皮をすりおろし、果汁を絞る
          3. 2に醤油、はちみつを混ぜてマリネ液を作る
          4. 鶏肉を3に30分ほど漬ける
          5. フライパンにオリーブオイルを熱し、4を焼く

      これらのレシピは、それぞれの柑橘類の特徴を活かしています。ポンカンは皮も香りが良いのでマーマレードに、デコポンは果汁が多くジューシーなのでゼリーやソースに向いています。

       

      ポンカンとデコポンの意外な活用法と豆知識

      最後に、あまり知られていないポンカンとデコポンの活用法や豆知識をご紹介します。

       

      ポンカンの意外な活用法:

      1. アロマテラピー:皮を乾燥させてポプリにすると、爽やかな香りが楽しめます。

         

      2. 入浴剤:皮を布袋に入れてお風呂に浮かべると、柑橘の香りが広がるリラックス効果があります。

         

      3. 掃除用洗剤:皮に含まれる精油には油汚れを落とす効果があり、キッチンの掃除に活用できます。

         

      デコポンの意外な活用法:

      1. フェイスパック:果肉をすりつぶして顔に塗ると、ビタミンCの効果で美肌効果が期待できます。

         

      2. 消臭剤:皮を乾燥させて靴箱や冷蔵庫に置くと、消臭効果があります。

         

      3. 肉料理の下味:果汁を肉のマリネに使うと、酵素の作用で肉が柔らかくなります。

         

      知っておきたい豆知識:

      • デコポンの「デコ」は、頭の出っ張りが「出っ腹(で