

水をたくさんあげるほど芽キャベツはよく育つと思っているなら、実は過湿が原因で1株丸ごとダメになることがあります。
芽キャベツをプランターで育てるとき、「普通のサイズで大丈夫だろう」と思って浅めのプランターを選ぶと、ほぼ確実に失敗します。深さが足りないと根がしっかり張れず、草丈が50cmにも達する芽キャベツは支えを失って倒れてしまうからです。
プランターは深さ30cm以上、容量15L以上が最低ライン。1株なら9〜10号鉢、2株育てたい場合は幅65cm・容量30L以上のプランターを選びましょう。 深さが確保できていれば大丈夫です。
土は市販の元肥入り野菜用培養土が手軽でおすすめ。元肥が入っていない培養土を使う場合は、あらかじめ緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。 排水性を高めるため、プランター底面には鉢底石を敷くのも忘れずに。
| 項目 | 1株の場合 | 2株の場合 |
|---|---|---|
| プランターの深さ | 30cm以上 | 30cm以上 |
| 容量の目安 | 15L以上 | 30L以上 |
| 株間 | — | 40cm以上 |
| おすすめ鉢サイズ | 9〜10号鉢 | 幅65cm型プランター |
プランターが決まったら次は土づくり、これが基本です。
種まき・植え付けのタイミングを間違えると、どれだけ手をかけても芽球が結球しません。芽キャベツの生育適温は15〜25℃で、特に芽球が形成されるには12〜13℃以下の低温が必要だからです。 暑すぎる時期に植え付けると、脇芽が固まらず葉が開いたままになってしまいます。
種まきの適期は夏まき(7〜8月)と春まき(3〜4月)の2回。 初心者には、育苗の手間が省けて管理しやすい9月ごろの苗からの植え付けが特におすすめです。
参考)芽キャベツの育て方を、地植え・プランター別に紹介! 種から育…
苗を植えるときは、根鉢よりひと回り大きな植え穴を空け、根鉢を崩さずポットから取り出して植え付けます。 植え付け後はプランターの底から水が流れるくらい、たっぷりと水やりをしましょう。
2株以上植える場合、株間を40cm以上確保するのが原則です。 詰め込みすぎると風通しが悪くなり、病害虫の温床になります。
「水やりは毎日たっぷり」は芽キャベツには通用しません。芽キャベツは乾燥が苦手な一方で、多湿も大敵。過湿状態が続くと根腐れを起こし、株全体が枯れてしまいます。 水やりは午前中に行い、夜は土が乾いている状態を目指します。
回数を減らして1回あたりの水量を増やすイメージで管理しましょう。 プランター表面の土が乾いてから水をやる、というサイクルが理想です。これが基本です。
追肥は苗を植えてから1か月後にスタートし、以降は2週間に1回のペースで与え続けます。 本葉が10枚程度に育ったタイミングが1回目の追肥の目安。液体肥料か化成肥料を株元に施して、土寄せも合わせて行います。
収穫期間中も追肥を続けることが大切です。 肥料が切れると、結球しかけていた脇芽が充実しなくなります。追肥と水やり、この2点さえ守れば問題ありません。
葉かきは、芽キャベツの栽培で最も「えっ、葉を取るの?」と戸惑う作業です。でも実はこれが収穫数を大きく左右する重要な工程。脇芽(芽球)に日光と栄養を集中させるために、下側の葉を順番に取り除いていきます。
葉かきの適期は、脇芽が葉の付け根から顔を出し始めた頃。気温が目安で12℃前後まで下がってきたら始めるサインです。 関東・中部地方では10〜11月ごろが目安になります。
参考)【芽キャベツ】葉かきの時期について〜わざわざ葉を取り除くのは…
作業は地際から10cm以内の下葉を手またはハサミで切り取るところから。 葉の軸が少し残っていても、後で自然に枯れ落ちるので問題ありません。
ポイントは「取りすぎない」こと。 上部の葉は常に20枚程度残すことが鉄則で、あまり早く大量に取り除くと実つきが悪くなります。
葉かきと並行して「下芽かき」も実施します。株元近くの不良な脇芽を摘み取ることで、上部の芽球に栄養を集中させる効果があります。 こまめな管理が大収穫につながります。
芽キャベツは草丈が最終的に50cm前後に達することがあります。 これは一般的なプランター栽培の野菜と比べてかなり背が高く、風や雨で株が倒れるリスクがあります。支柱は必須です。
苗の植え付け直後から仮支柱を立て、株が大きくなるにつれてしっかりとした支柱に取り替えましょう。 夏まきの場合は台風シーズンと生育旺盛な時期が重なるため、特に注意が必要です。土寄せも倒伏防止に有効な対策です。
収穫期は主に11月〜翌3月。 寒さに当たることで芽キャベツの糖度が増し、甘みが強くなります。霜に当たると一段と美味しくなると言われているのは本当のことです。chibanian+1
寒冷地では防寒対策としてビニールで覆うか、プランターを屋内に取り込むことで長く収穫できます。収穫の目安は直径2〜3cmに固く結球したもの。 下のほうの芽球から順に、根元をねじるように1個ずつ収穫します。1株から50〜80個の収穫が期待できます。plaza.rakuten.co+1
芽キャベツは収穫期間が長いのが魅力です。 追肥を続けながら、長ければ4か月近く楽しめます。家庭菜園でここまで長く収穫できる野菜は少なく、コスパが高い点も主婦にうれしいポイントです。
参考)芽キャベツの栽培方法・育て方!初心者も失敗しないプランター栽…
芽キャベツの栽培に関する詳しい情報は、以下も参考にしてください。
芽キャベツの葉かきのタイミングと理由について詳しく解説されています。
【芽キャベツ】葉かきの時期について〜わざわざ葉を取り除くのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑
プランター栽培における追肥のタイミングと摘葉の具体的な方法が詳しく説明されています。